2023/05/09 15:34



―――日本人のほとんどは塩分を取りすぎている!?
塩分の適正な摂取量は、1日あたり5〜6g程度とされていますが、日本人の1日の食塩摂取量の平均値は10.1gと大幅に超過しています(令和元年厚生労働省調べ)。元々日本人の食文化は味噌汁や漬物など塩辛いものを多く食べる傾向がありますが、インスタント食品や外食の機会が増えたことも、塩分過多の要因の一つと言われています。過剰な塩分摂取は、高血圧や心臓病、脳卒中などの生活習慣病のリスクを高めるとされており、塩分制限は健康的な生活を送るために非常に重要な役割を持っています。

―――カリウムで塩分コントロール
最近は塩分控えめの食品や調味料が多く販売されていますが、外食が多かったり、忙しくてあまり自炊ができない方々にとっては、塩分摂取量をしっかりコントロールするのは難しいですよね。そこで、活躍してくれるのが「カリウム」です!カリウムは「必須ミネラル」と呼ばれる栄養素の一つで、細胞内液の浸透圧調整や利尿作用があり、カリウムと同じ量のナトリウム(塩分)を尿と一緒に排出してくれます。

―――バナナはカリウム豊富!!
カリウムは野菜や果物、海藻などの植物性食品に多く含まれています。バナナは果物の中でもカリウムが豊富に含まれており、可食部100g中のカリウム含有量はアボカドに次いで2番目に多くなっています。アボカドは栄養価も高く美味しいですが、脂肪分が多くカロリーも高いので、100gを毎日食べるには不向きと言えます。それに比べ、バナナはアボカドの半分程度のカロリーで、1本(約100g)くらいならペロリと食べられます。

さらに、牛乳や豆乳にもカリウムは多く含まれているので、日々摂りすぎている塩分をリセットするためにも、毎日バナナジュース生活を始めてみてはいかがでしょうか?